時代を超える、マダム・グレのドレスとこれからのファッション

友人に誘われて、神戸ファッション美術館の服飾講座に行きました。

個人向け講座 服飾文化セミナー | 神戸ファッション美術館

服飾講座のご案内 団体向け服飾講座、一般向け服飾文化セミナーを開催しています。 服飾講座のご案内 TOP 団体向け講座 個人向け講座 服飾文化セミナー 個人向け講座 服飾文化セミナー 収蔵品徹底鑑賞 神戸ファッション美術館の誇る、時代を一世風靡したデザイナーたちの衣装の数々。本年度のセミナーでは毎回特定のデザイナーにスポットを当て、活躍した時代背景やデザインの特徴などを、ゲストの方の講演や映像などを交えながら解説します。作品を間近に観察していただき、より深い魅力を発見していただける機会です。 ①2017年5月27日(土) 14:00-16:00 実物で読み解く シャネルの服 ガブリエル・シャネル(1883-1971)通称「ココ」。帽子屋からスターし、1915年メゾン開店。ジャージーの使用やシンプルで機能的なスーツなど、革新的なファッションを打ち出し、新しい社会の中で生きる活動的な女性のスタイルを築きました。世界的に認知されたシャネル・スタイルについて、研究者の平芳裕子氏の講演と収蔵資料から読み解いていきます。 ゲスト:平芳裕子氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授) ※終了しました。 ②2017年7月29日(土) 14:00-16:00 実物で読み解く フォルチュニィの服 マリアノ・フォルチュニィ(1871-1949)はスペインに生まれ、1890年ヴェネチアに移り住み、写真や絵画、舞台装置など幅広く手掛けた万能のデザイナー。古代ギリシャ衣服をイメージした独自の加工を施した細かいプリーツのドレスや、古典的なモチーフのステンシルプリントを施したコートなどには比類なき風格があります。これらのテキスタイルについての調査を永年続けられている能澤慧子氏とその魅力を解き明かします。 ゲスト:能澤慧子氏(東京家政大学教授) ※終了しました。 ③2017年9月16日(土) 14:00-16:00 実物で読み解く カルダンとクレージュの服 ピエール・カルダン(1922-)とアンドレ・クレージュ(1923

神戸ファッション美術館

今回のテーマは「実物で読み解く グレの服」

マダム・グレって知ってますか?
私は知りませんでした。
シャネル、ランバンなどと並ぶ女性デザイナーですが、日本ではあまり知られていないそうです。1980年代に阪急百貨店でもプレタポルテの扱いがあったらしいので、その時代のファッション に詳しい方ならご存知かもしれませんね。

オートクチュールメゾンとして、世界中のセレブに愛されていたグレは、未だにメットガラの招待客が一番着ているブランドなんですって。それも、現代のものでなく、昔のヴィンテージドレスが人気だそうです。



神戸ファッション美術館は、たくさんのグレのドレスが所蔵されてるということで、実物を見ながらのセミナーはとても興味深いものでした。
シルクジャージの幅広の布を使って、特殊なドレープを作り造形していくという手法はオートクチュールならでは。

グレの服には「流行にとらわれない、時代を超えたエレガンス」があるとのことで、先日見たドリス・ヴァン・ノッテンの映画を連想しました。

私は流行にも興味があるけど、同じくらい「タイムレスなもの」に惹かれます。

そして、世の中の流れはこれからファストファッションから、スローファッション へと変わっていくんじゃないでしょうか。

地球上には既に何万トンもの服が存在し、毎年新しく大量に作られ、ゴミとして大量に燃やされています。
先進国が余らせた一部の服は、古着として開発途上国へ送られているけれど、最近のペラペラの服は彼らにも敬遠されています。

もちろん私もファストファッションの恩恵を受けてるわけだけど、一方でそういうやり方は、長続きしないのでは、とも思っています。

ファストファッションのお店は、安価でデザインのいい服を私達に提供してくれています。それはそれで、ありがたいことなんですけれど、ちょっと作りすぎ…。

とりあえず私は、服でもバッグでも靴でも、ずっと大切にしていきたいものに出会いたいですね。
でもそれだけだと、「時が止まってしまった人」になっちゃうので、
着方を変えたり、メイクや髪型を変えたり、時には流行り物を積極的に取り入れたりしていきたいです。

いろんなエリアのお客様が来られています。

神戸市・西宮市・尼崎市・宝塚市・三田市・川西市・大阪市・堺市・京都市・大津市・和歌山市 など。

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